

女たちは平日昼からワインを飲んでいた
2016-11-25

ワインバー(バル)2題
■ Rouge et Blanc Kohaku(コウハク)
前から気になっていたけど、自分自身は仕事中なので昼間から飲むのはちょっと・・・なのと、いつも並んでいるので横を通り過ぎるだけだった店である。11時台に着いたのでワインなしでランチしようと入ってみた。
お客の9割以上が女性。年代は20代から40代くらい。殆どの人が平日のお昼と言うのにワインを飲んでいる。どういう人たちなんだろう?
大音響のBGMと「お客様2名様入られます。」「○○いただきました。」などというスタッフの大声が飛び交う店内は騒々しい。
ここの名物は「欧風おでん」で、大根の上にポルチーニのソースがかかったものが一番人気。これはワインなしでは無理と思い、私は注文しなかったが、殆どの人がこれを注文する。私は魚のすり身のクネルにオマールのソースがかかったものを注文してみた。うーん、やっぱりワインが欲しいけどがまんした。
食器は徹底してプラスチック。そしておでん1個が140円とかそういう値段だ。グラスワインも540円とかとにかく安い。ワインの品ぞろえも豊富。これは流行るわけだ。
ワインバーとかイタリア食堂、バルといったお気軽にワインを飲める業態花盛りの中で、少し毛色が違って、実によく構成されたスタイル。これは、料理のこともワインのこともよく理解していないと作れない業態だ。中途半端に真似をしても失敗すると思いました。
■ trois bonheur moelleux
こちらは前者とは170度くらい違うタイプ。バーやスナックが入る間口の狭いビルの2階。静かで落ち着いた店内で、ワインも中級程度以上のものを提供。まずアワから行こうかな? と言ったら、シャンパーニュしか置いていない・・・ということは値段も当然高い。
結局、白1と赤2の計3本をいただいたが、どれもなかなかレベルが高かった。お料理も丁寧に作ってあったが、店が小さいからメニューの数が若干物足りなかった。
決してカジュアルではなく、かといって、金満的でもない。私は嫌いではないが、このゾーンのお客がどれくらいいるか読み切れない。