

ポルトガルワイン、いいかも。
2017-09-28

わりと私自身もないがしろにしてきたポルトガル。最近ポルトガルワインに遭遇することが増えてきて、飲んで見たらなかなかいい。そして安い。
少し調べてみると、ポルトガルがワイン産業の振興を始めたのは、現在のEUに加盟した1986年以降とのこと。だいたい改革を始めてから30年くらいすると、成果が現れる・・・ということは、1986+30=2016だから、まさに今花開いてきたところだ。何でも世界のワイン評論家もポルトガルではこれからどんどんいいワインが出てくると期待しているらしい。
思えば新世界と呼ばれる南米や南アのワインが安くてそこそこ旨いよと言われ始めたのが約30年前(1985年頃)。ヨーロッパでフィロキセラが蔓延したのが19世紀の後半で、危機感を覚えた生産者の一部が、新世界(別の大陸)に生産拠点を移し始めたが、成果が出るころには世界大戦が起こり、戦後ようやくぶどう畑を立て直して、ようやく日本でも1980年代に注目されるようになったと記憶している。
ポルトガルも、1986年から一斉に始めたわけではないので、これからどんどん注目のワインが出てくるにちがいない。頑張って欲しい。私も意識して飲んでいきたいと思います。