

評価って難しい!
2011-08-15

たまたまここではワインが対象ですが、何にしても評価するということは難しいと痛感します。
WISTORYで評価の方法をどうするか、実はかなり悩みました。香り、味、バランスなど、いくつかに分けて評価すべきか? 点数は5点満点がいいか10点満点がいいかなど。
結局10点満点1本にしたのには、それなりの理由があるんですが、それは追い追いお話しするとして、単純な10点満点1本の評価でも難しいですね。
■基準をどこに置くか
10点満点の10点は比較的簡単です。偉大なるワインの偉大な年のものを、丁度いい熟成状態で飲んだ時だと私は決めています。難しいのは6点から8点の間ですね。それも、同じ日に飲み比べたら差をつけやすいけど、間が空くと1点の差が曖昧で、ぶれてしまっている可能性は否めません。
いずれにせよ、比較的いつも安定した品質を提供している何かを基準にせざるを得ないでしょう。
■それでもゆれる基準
評価点をつけないといけない。感想も書かないといけない。・・・ということで、以前より真剣に味わい、メモも取るようになったのですが、やればやるほど「あの時思った私の基準って、間違ってないか?」「あの時は銘柄aを基準にして6点としたが、評価が甘くは無かったか?」と悩みます。
近年、醸造技術が飛躍的に進歩し、そこそこ合格点のワインを造ることは難しくなくなってきているとのこと。私がつける6点くらいは、テクニックでいくらでも可能らしいです。
点数も含めてあくまでも覚え書き。一期一会、出会ったワインを楽しみつつ、果てしないワインの旅を続けることになりそうです。