

フランスを二分するロワール川
2013-06-13

その昔、現在のフランスのど真ん中には海があったといいます。
そして約4億年前に陸地の移動が起こり、その海が消滅しました。
■ ロワール川は昔の陸と陸の境目
北側の陸と南側の陸がぶつかるまで移動した結果、分かれていたフランスの前身は、やっと一つになったそうです。
その境目がロワール川だそうです。
ですから当然、ロワール川の北側と南側では、基本となっている地質が違うということになります。
■ 銘醸地は川の南側に多い
もちろん、4億年前から今日に至るまでに、その他の地質的な変動も起こりましたが、私たちにとって身近な?銘醸地は、比較的川の南側に多いようです。
シノンとソミュールは、アペラシオンこそ違うものの、地質的にはほとんど同じで、約9千万年前の白亜紀中期の島棚の上にあります。
サンセールはジュラ紀の島棚だそうです。