
レジの行列で挫折した「第44回 阪神大ワイン祭」 カテゴリー:ワインショップ 2018-05-02 
恒例のイベントであります。今日5月2日が初日で明日からは連休だし、夕方になると会社帰りの人でごった返すからと思って、午前中に行ったのですが、11時頃、すでに満員で、立ち飲みコーナーもほぼ埋まっていました。
今年は約800種類の試飲が可能。この数は過去最高だと思います。
とりあえず空腹だったので、まずは小腹を満たしてから。でないとアルコールがまわりすぎて引っくり返ったらいけない(実はこのあと、レジに並んでいた人が一人倒れたのを目撃しました)。エノテカが出店している有料試飲スタンドで、ホットドッグと、ピュリニー・モラッシェ・リ・ペリエール・プルミエ・クリュを注文。HDの方は756円で特大のフランクフルトがフランスパン生地のコッペパンにはさんであります。これはとても美味しかった。ワインの方は1080円。安いと思ったら、量が少ない。隣では紳士が赤ワインの5種類飲み比べ(ジブシャンなど)に挑戦中でした。このうち4種類は私は飲んだことがある感じでした。
腹ごしらえが済んでから、例によって予習してきたリストを片手に試飲しまくり。テーマは珍しいぶどう品種や、好きなぶどう品種、あとはポルトガルなど普段は接触機会の少ないブースでおススメのを飲むということにしていました。
■ ほぼ全滅だった赤。樽の使い方が悪い?
気が付いてみるとわりと沢山選んでいたロゼの泡。これについては飛びぬけたものはないけど、まあまあ許せるレベル(果実味があって、スッキリ辛口)でした。
一方全滅だったのが赤。ぶどう品種としては、ピノタージュ、アリカンテ、チェサネーゼ、コルヴィーナ、ネロ・ダヴォラなどを選んでいたのですが、殆どが樽(かなり焦した新樽)を効かせすぎている印象でした。でもって2016年ものが中心なので、樽がこなれていないし、かといって年数を置いてから飲むようなワインでもないし。
リストの説明を読むと「バニラのニュアンスが・・・・」とか書いてあり、つまりはそれって樽なんですね。今後はバニラと書いてないのをチョイスしよう。
■ レジは1時間以上待ちか?
とりあえず、6種類6本の注文伝票と送り状を記入してレジに並びました。こんな行列は下着のワコールのバーゲン以来です。しばらく並んでいたのですが、少ししか列が進まない。皆何本も注文するわけで、おそらくレジでは800種類が並んだバーコードの中から該当のものを探して入れて行くので時間がかかるのでしょう。
私は並ぶことを放棄して、連休が明けてから空いている時にレジをしてもらう事にしました。
てなわけで、タダ飲みしに来ている人も含めて今回も異常な大盛況のワイン祭であります。

ルクアイーレの新ワイン売り場は成功するか? カテゴリー:ワインショップ 2018-04-11 
JR大阪駅にあるルクアイーレの地下2階に、2018年4月1日、「ルクア フード ホール」がオープンしました。
ルクアイーレは、元々三越伊勢丹としてスタートしたものが、梅田地区で4つめの百貨店では競争に負け、2015年にルクアイーレとして再スタートしていましたが、昨年には再度地下の売り場が閉鎖となり、ようやくフードホールとして(地下1階はユニクロとGU)生まれ変わったわけです。
このコラムを始めた当初に、三越伊勢丹のワイン売り場について書いたことがありました。そこは4つの百貨店の中で最も高級志向のワイン売り場で、有料試飲のコーナーも設けられていました。その後、ルクアイーレになった時に、ワイン売り場の体裁はそのままで、おそらく別の業者が入ったのかと想像しますが、品揃えがうんと大衆的に変わっていました。
今回のフードホールへのリニューアルによって、ワイン売り場はがらりと変わり、周囲とあわせてイタリアンなコンセプトの売り場に生まれ変わったようです。イタリア以外の商品も置いていますが、イタリアものに関しては、地域別の棚まで設けてあります。
さあ今後どうなるか? まだオープンしたてなのではっきりはわかりませんが、見たところフードホールでの物販はかなり厳しそうです。イートインや、売り場で買って、併設されているテーブルで食べるといった利用の仕方は受けているように見受けられました。
あと蛇足ですが、高級ワインを保存してあるセラーに南京錠がかかっているのは、いただけないですね。
時を見て続編を報告したいと思います。

セルフかカウンセリングか? どっちがいい? カテゴリー:ワインショップ 2016-03-25 
ワインを買う時は、セルフがいいか、カウンセリングがいいか?
結論から言うと、私はセルフの方が好きだ。
■ いつも百貨店で感じる違和感
これはワインに限ったことではないのだが、デパートというところは店員さんの人数の多い業態である。買い物をしていると、「何かお探しですか?」と声をかけられる事が多い。
しかし、「○○○な△△は有りますか?」などと聞いて、売られている確率は極めて低い。その結果、最近では店員から声を掛けられても面倒だから「結構です」と答える事が多くなってしまった。
私が店で商品を探すレベルと、店員さんが探すレベルにほとんど差が無いのである。つまり店員さんが商品について素人だということだ。
ちょっと話は横道に反れるが、店員Aさんにある質問をしたら「そういうものは有りません」と答え、店員Bさんに同じ質問をしたら「こちらに有ります」と教えてくれる場合もある。人によって答えが違うのである。そりゃあ、店員としてのキャリアが違うとか、理由が有るのかも知れないが、キャリアが無いなら無いで先輩に聞くとかパソコンで調べるとか方法は有りそうなのに、それをしないで自分の能力で勝手な返事をする店員さんが多いのも困ったものだと思う。
■ カウンセリング販売=客は無知
現実のカウンセリング販売というのは、お客は無知だという前提に立っているのかと思う。しかし、本来はお客が無知だろうと知識豊富な人であろうと、レベルに合わせてアドバイスをするのがカウンセリングだと思う。
こっちがじっくり探そうとしているのに、寄ってきて声を掛けられると迷惑だし、聞いてもだいたい答えてもらえないか、商品が無いかのどっちかであれば、意味が無い。
もしお客に知識が無い場合に、本当に的確なアドバイスができているのかどうかも疑問である。相手がわかっていないなら、適当に売りたいものを押し付ける事だって簡単にできてしまいそうだ。
ただし、百貨店は試飲が豊富にできるのがメリット。しかし、しょせん少量だし、値段の安い物しか飲ませてもらえない。
■ 究極のセルフはネット通販か?
セルフ販売は、POPを見たり懐と相談しながらゆっくりと商品を選ぶことができる。ただ問題は、売り手はいい事しか書かないという事で、いろんな謳い文句はあてにならない。
ネットの場合は、コチコミも参考にできるものの、これもあまり参考にならない。まあ、レストランにせよワインにせよ、好みというものがあるから、Aさんの口に合っても、自分の好みには合わないなんて事はザラである。
だから、辛口のコメントを寄せている人が褒めているモノが良かろうと思い、それを発見した時に、なんでコレを褒めるかな? なんてこともある。何でもかんでも褒める人もいるしね。
この人のすすめなら信頼できるというのを発見できると無駄が無い。ただ、なかなかそれは難しいものだ。
多少失敗しても、それは自己責任ということで、自分で選ぶのが一番楽しいし、身に着くという物だ。
そうそう、最近はネットで買うよりも店で買う方が安いというケースによく遭遇する。これはワインに限ったことではない。でも、店には商品が無い場合も多いので結局はネットということになったりするのも事実だ。
店でセルフで安く、なるべくハズレなく買えるところがあるといいんだけど、なかなか無いものだ。

ワイン祭に行くには予習が必要だったのだ カテゴリー:ワインショップ 2015-10-29 
私は一ドリンカーであってプロではない。だから、ワインにかけられる時間は限られている。
そんな中で、今まで何度か登場した「阪神大ワイン祭」に行っても、ほとんどワインを買ったことが無かった。ただぼーっと行って適当に試飲しても、コレというワインに出会わないからだった。
催しが始まる10日ほど前にDMが送られてきて、そこには出品されるワインリストがついている。56ページに渡り、試飲のできる700種類以上のワインリストが展開される。名前、産地、セパージュ、味わいなどが書いてあるのだ。
そこで今年は予習をして、あらかじめ試飲するワインを決めてから行くことにした。テーマは、珍しいセパージュのワインである。
試飲する予定のワインに○印をつけたリストを片手に現地へ。そして、ページの若い方から片っ端から試飲した。この方法は超おすすめだ。何といっても短時間に無駄なく試飲ができる。
その結果今回は12種類・12本のワインを注文した。
今回は「神の雫」とのコラボイベントということもあり、初日・平日の午前中でも写真のような大盛況である。やっぱし漫画の力はあなどれない。

回転が悪いのにワインを立てて売るなんて・・・ カテゴリー:ワインショップ 2015-04-23 
シャルル・ドゥ・フランスのロゼがなかなか良かったので、3・4本買っておこうと思って、某百貨店に行ったら、何と完売していた。まだ4日くらいしか経っていないのに…。なんて商品の回転がいいこと!
それで思い出したのが、某リカーショップで買ったワインのこと。そこは、4000円以上くらいのワインは空調して照明も暗くした部屋に置かれているのに、安いものは空調のないところに立てて売っている。私は大概安いのを買うんだけど、コルクを抜くときに「えっ?」と思う。コルクがものすごく乾燥していて、抜きにくいことが多い。
この店は百貨店のような繁華街にある店ではないので、商品の回転はそれほど良くないはず。こういう店でワインを立てて売るなんて感心できない。
「店」単位もそうだけど、「商品」単位でも、回転の悪いものはせめて寝かせて売って欲しい。 |
タイトルINDEX (ワインショップ)
2018-05-02 レジの行列で挫折した「第44回 阪神大ワイン祭」
2018-04-11 ルクアイーレの新ワイン売り場は成功するか?
2016-03-25 セルフかカウンセリングか? どっちがいい?
2015-10-29 ワイン祭に行くには予習が必要だったのだ
2015-04-23 回転が悪いのにワインを立てて売るなんて・・・
2015-02-02 ワイン3stepさんのホスピタリティ
2014-10-02 ジャケ買い提案か? 考えましたね!
2014-05-16 「ル・プティ・コントワール」へ行ってみました
2014-05-01 雰囲気だけちょっと 阪神の大ワイン祭り
2013-12-26 クリスマス・スパークリング協奏曲
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