
どの国のワインがお得? カテゴリー:データ分析 2018-12-13 
Wistoryでは、10点満点のいわゆる「ポイント」と、そのポイントを元に価格的な妥当性を算出した「ヴァリューポイント」の2種類でランキングを表示している。
2011年夏に始めてから約7年と数カ月間に登録されたレビューを元に、国別に2つのポイントによる散布図を作成してみた。但し、投稿の少なかったイギリス、ハンガリー、カナダなど6ヵ国は除いている。
このグラフを見ると、アルゼンチン、ポルトガル、南アフリカといったところは、値段に関係のない「ポイント」(横軸)でも平均的に高い評価になっていて、なおかつ、お買い得感を示す「ヴァリューポイント」も高いことが分かる。
一方、最悪だったのが日本で、どちらのポイントも低い。
フランスやイタリアは、投稿の数も多いので玉石混交と言う事もあるが、特にフランスはお買い得感を示す「ヴァリューポイントが日本の次に低い。とはいえ、ヴァリューポイントは100点ならば値段に対して妥当という設定になっているので、フランスもギリギリ100点を越えているので相対的には悪くても絶対的には許容できるレベルということができる。
以前にも書いたが、試飲等のフィルターを経て購入したかどうかで、ヴァリューポイントは大きく違ってくるので、国によってフィルター度に違いがあり、その影響が出ている可能性もある。
(2018年12月7日現在までの集計による)。

もうすぐ始まるFIFAワールドカップ カテゴリー:データ分析 2018-06-13 
ああ、あれからもう4年も経ったのか。2014年、ブラジル大会の時は本田たちもちょうど脂の乗り切った年頃ということで期待に胸を膨らませたものだ。ブラジル大会に触発されて、シュラスコ料理を食べに行ったなあ・・・。
ところが今回はイマイチ盛り上がらない。盛り上がっていないのは私だけかと思ったら、そうでもないらしい。開幕直前の監督交代劇とか、それなりに話題もあったのに何故だろう?
何か新鮮味が無いんだよね・・・本田・香川・長友・長谷部・吉田・岡崎などは変わりばえがしないし、当然平均年齢は高いし・・・。昨日のテストマッチ、久しぶりに見て、大会に出ないパラグアイとやって、点も入ったし勝つには勝ったけど、相手がどこまで本気だったか?? まあ見ていて思ったのは、ワンタッチでのパスがすごく上手くなったなあということ。中盤でもゴール前でもそれは顕著。GKの川島についてはずっと前から疑問に思っていたので、ここへきてそれが表面化したのは私的には良かったと思う。
さあて、ロシアに絡めてワインの話を書こうと思ったんだけれど、いかんせん、ロシアのワイン事情についての知識を持ち合わせていないし、ネット上で書いておられる日本人の方の文章を読んでもピンと来るものがない。消費地としてのロシアについていえば・・・
2015年 ワイン消費量(千リットル)
ロシア 890,000
日本 351,000
(出典:wine institute)
2015年人口
ロシア 1億4345万人
日本 1億2657万人
2015年 1人当たりワイン消費量
ロシア 6.2リットル
日本 2.8リットル
となりまして、ロシアは日本の倍以上ってことになります。子供も含めた全人口で割っているので悪しからず。
また元のワイン消費量の数字は、この前ピョンチャンオリンピックの時に使用したのと同じ出所ですが、1人当たりのデータが再度見つけようとしても見つからなかったので、全消費量を人口で割るという方法を採用しました。
ちなみに、フランスなどは1人当たり40リットル台ですから、それに比べたらロシアなんて大したことはないです。
またロシアのワイン消費量は減少傾向にあるみたい。
2013年 1,040,000千リットル
2014年 960,000千リットル
2005年 890,000千リットル
ロシア国内でもワインは生産されていて、世界12位の生産量。量的に言うとフランスの10分の1程度です。また元ソ連だったモルドヴァとかジョージア(栃ノ心さんの母国)など黒海沿岸諸国ではワイン造りが盛んでロシアへも輸出されていますね。
ってなところで、ちょっとだけロシアとワインの話題でした。

ピョンチャン冬季五輪開幕&ワイン カテゴリー:データ分析 2018-02-09 
いよいよピョンチャン冬季五輪が開幕しました。北朝鮮の誰それが来たとかそういうのは重要かもしれないけれど、私自身はあまり興味がありません。
さて、長い間このコラムの更新が滞っていたのは、私の健康の問題でありまして、昨年11月の中旬から恐らく溶連菌が原因であろうと思われる疾患でワインも自粛気味で、昼間もテレビを見ながら臥せっているという状況でした。
そんな中随分たくさんの韓国ドラマをネットで見たのですが、なにしろ韓ドラの中にはワインを飲むシーンが多いので、今回は韓国のワイン消費量について調べてみました。
1人当たりのワイン消費量(2015年)
1位 バチカン市国 54.26ℓ
2位 アンドラ 46.26ℓ
3位 クロアチア 44.20ℓ
4位 スロベニア 44.07ℓ
5位 フランス 42.51ℓ
6位 ポルトガル
7位 スイス
8位 マケドニア
9位 モルドバ
10位 イタリア
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シンガポール 3.23ℓ
日本 2.73ℓ
中国 1.18ℓ
台湾 0.90ℓ
韓国 0.72ℓ
・・でありますから、ドラマではかなりワインが強調して扱われているのですね。そういえば以前韓国語を教えてくれた韓国人の大学院生(現在は大学の先生)が、ワイン=おしゃれな飲み物と言っていました。
お金持ちのおしゃれな人が飲むお酒としてワインが登場するのが韓ドラということなんでしょうね。ドラマの中では悩んだり苦しいことがあって浴びるようにお酒を飲む時は、焼酎かウイスキーが登場し、それもストレートでガバガバ飲むというのも韓ドラで使われる定石です。
以前、済州島へ行った時、現地のビールを飲んだら全然美味しくなくて、結局日本のビールばかり飲みました。韓国人から見ても、日本のビールは美味しいのだそうで、日本へ行ったらビールを沢山飲んでしまうらしいです。

メジャーじゃない品種に目を向けるために・・・3 カテゴリー:データ分析 2017-07-21 
同様の表題で書いたのは、2015年の12月。
最新の情報を整理してみた。(平均ポイントが上位のものである)
1年前と比べて上昇したものが多いのが目立つ。私もマイナーな品種に注目したように、あえてそうした品種に力を入れる造り手や、紹介しようとしてくれる仲介者の努力がこういう形で表れているのではないかと思う。
なお、前回紹介した中で、平均ポイントがダウンした品種は、ガルナッチャ・ブランカ、トゥリガ・ナシオナル、バルベラ、マルサンヌだった。

自分の舌・ワインの品質(その2) カテゴリー:データ分析 2017-07-21 
ほぼ2年前に同様のテーマで書いたことがあるので、データを更新してみた。
2年前の主旨は、だんだんと点数が上がって来ていて、それはインポーターさんの選択舌の向上と、ワイン造りの技術の向上によるものか? というものだった。
さて、最新のデータは2017年7月18日現在のもの。これを見ると、2016年まで上昇傾向にあったものが、今年に入ってややダウンしているという事実。
これをどう捉えるか、とても難しい所だけれど、選び手・造り手ともなお一層の向上が難しくなっている時期なのかもしれない。 |
タイトルINDEX (データ分析)
2018-12-13 どの国のワインがお得?
2018-06-13 もうすぐ始まるFIFAワールドカップ
2018-02-09 ピョンチャン冬季五輪開幕&ワイン
2017-07-21 メジャーじゃない品種に目を向けるために・・・3
2017-07-21 自分の舌・ワインの品質(その2)
2017-07-18 古酒のギャンブル性
2015-12-16 メジャーじゃない品種に目を向けるために・・・2
2015-08-28 自分の舌・ワインの品質
2015-07-15 メジャーじゃない品種に目を向けるために・・・
2013-07-01 実証 「高い」と「いい」と「うまい」は関係ない
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