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WISTORY 管理人日記/日本人はロゼを見直すべきだ

管理人コラム

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日本人はロゼを見直すべきだ

2017-05-12

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母の日に合わせてまたロゼワインを前面に売ろうとする姿を見かける。

売っている人にロゼについて聞いても、あまり聞くべき答えが返ってこないので、最近はいくらかロゼを意識して飲んでいる。その結果今の所「日本の料理とロゼはとても合う」と思える。

以前、すき焼きにロゼが合うと書いたことがある。肉=赤という方程式を思い浮かべる人は多いと思う。すき焼きに赤も合うのだけれど、それは、甘くて脂っこいすき焼きに、パワーがある赤で、強いもの同志をあてるという考え方だろう。ところが、甘い味というのは西洋の料理には少なく、同じ肉料理でも、すき焼きはちょっと違うのだ。

ロゼは、すき焼きの甘くてこってりをさらっと洗い流してくれて、新たな気分で次なるお肉を味わうことができるところがいい。ロゼの中に僅かに存在する赤的な要素、それは微量のタンニンなどだと思われるが、それが口をさっぱりさせるのに寄与しているのではないかと推察する。

ところで、すき焼き以外の日本料理、例えば刺身とか煮物、和え物などにもロゼは意外と合うのだ。私的には、ロゼで和食を食べると最も食が進む気がするし、料理の味も活きる気がする。赤だとどうしてもワインが主張してしまうし、辛口白でエキスの濃いものは料理に対して強すぎるし、やや軽い辛口白はいいけれど、どことなく飲食全体が痩せた感じを受けてしまう。その点ロゼは、料理を引き立ててくれる気がする。

例えば刺身は、案外脂が乗っている。逆に脂を流してしまった「洗い」の場合は酢味噌などで甘味や旨味を補って食べることが多い。なのでロゼにはこれらを洗い流す効果がある気がする。キーワードは甘味や旨味なのかもしれない。

ロゼでも2000円以上もするブランドがあるけれど、日常に飲むなら1200円前後のものでいいと思う。




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