

料理の新時代は?
2021-10-12

緊急時代宣言も解除になり、やっと外でお酒が楽しめるようになった。そこで先日友人と中華とフレンチのフュージョンを標榜する神戸北野坂の「Varies」に行ってみた。
スタイリッシュな中華の店でと思って初めて利用したのだけれど、なるほどおしゃれなインテリアに食器も盛り付けもスタイリッシュだった。料理はとても難解で、表現するのが難しい。ほとんど中華っぽさはなくて、かといってフレンチでもなく、ナスのシャーベットをかけるとか、目の前でキノコを炙るとか、演出はかなりのもの。
10年ほど前に話題になったエル・ブジなどの影響も受けているのか? ただ、手放しで美味しい!!という料理ではなくて、すべてが初めての味わいである。古くからの味わいに縛られてはいけないと自分に言い聞かせつつも、はたしてこれが新しさであり、正解あるいは結論なのだろかと悩んだ。
かつてヌーベルキュイジーヌが流行り始めたころ、未完成かな?と思われる料理も多かった。今回のものもまだ完成形ではないような気がした。