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管理人コラム

日記デザイン

お節くらいは家で作ろう

カテゴリー:その他

2019-12-23

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『お節を買う人が増えている』

今さら・・・と思いつつ、テレビでその話題を聞いていると、この話には「お節を作る」という部分が完全に欠落していたのだ。今までなら、①お節を家で作る、②出来たお節を買う、③どちらもしない・・・という選択肢だったと思うのだが、このテレビ番組では、①お節を買う、②お節を買わない、③その他という選択肢だった。

記憶が曖昧なんだけど、①お節を買うが60%以上、②買わないが10数%、③その他が10数%だったと思う。

なぜ買う人が増えているかの解説では、(a)外食よりも得だから(消費税の8%と10%の話)、(b)レストランやスーパーの正月営業の減少、の2つがあげられていた。

我が家は、和風のお節は家で作り、洋風のお節をレストランで買うというスタイルである。10年くらい前に和風のお節も買ったことがあるのだが、あまりの不味さに元に戻った。きっと名だたる料亭のを買えば美味しいのだろうがそうも行かず、そこそこのを買ったら駄目だった。お節を買う人々はお金持ちだと思う。

でも、スーパーに行ったら、お節の材料となる乾燥した黒豆とか、ごまめとか、カズノコとか、エビイモとかが沢山売られているので、どうもこのテレビ局のアンケートの取り方に問題があるように思う。確かに、かつて某社の「丹波黒くろまめ」に関する調査を分析していたとき、年々、お節を作る人が減り、セットでお節を買う人が増えたのか、完成した黒豆すらだんだんと売れなくなっているようだった。


『日本の文化を守らないと!』

私も偉そうなことは言えない。ワインを云々する暇があったら、もっと日本酒を飲むべきかも知れないし、お節だって「クワイとお雑煮だけあったらそれでいいわ」などと発言していてはだめだ。

まあ、3日も続けて同じものを食べたくないという気持ちも分かる。しかし、正月三が日、3度のご飯をいちいち作るのもしんどい。

伝統文化というものは、すたれる部分があっても仕方がない。でも、最近はあまりにもはしょり過ぎではないか? はしょった代わりに、何か本当に素晴らしく新しいことを現代人はやっているだろうか?


日記デザイン

土着と洗練

カテゴリー:その他

2019-11-08

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一杯の蕎麦。

先日、出雲で出雲のお蕎麦を食べた。そして約2週間後の昨日、大阪の美々卯で「かやくそば」を注文して、同じ蕎麦でもこれだけ違うものかとつくづく感じ入ったので、一筆書いてみたいと思う。

■前者は土着、後者は洗練

出雲でお蕎麦を食べた時に思ったのは、どーも出汁はカツオと昆布ではないなあ(アゴだしらしい)。そして、出汁が甘い。総合的にはこれも美味しいけれど、出雲と言う土地の味だと。ちなみにお店は「八雲そば」という有名店だ。

そして、大阪・美々卯では・・・まずテーブルに運ばれて来た時にほわーっと香る出しの香り。これだけで美味しい。そして上にのっかっている具の美しさ。湯葉(黄)、人参(赤)、椎茸(黒)、里芋(白)、金針菜(緑)など、どれを取っても非の打ちどころがなく、色彩も完璧。
この店の七味は山椒の割合が高く、これを少しふりかけていただく。まず出汁をレンゲですくって味わうと、出汁のうまみと山椒の香りが口の中に広がり、それだけで幸せになる。小さな焼き餅も入っていて、ちょっと焦げたその香りもまた味わいに変化をつけてくれる。正に洗練の味だ。

お値段はどちらも900円くらいだったと記憶する。

メニューが異なるので、単純には比較できないが、出雲の方は「香り」の面で訴えて来るものが無かった。一方、美々卯のはもう鼻と舌にこれでもかと訴えてくる(プラス目にも)。

一杯の蕎麦でもこんなにも違うと痛感した。

■ワインにも、土着と洗練が

ワインは基本、すべてが土着(その土地で採れたぶどうで造る)だけれど、完成度・洗練度は様々である。今や、どの場所でも品質は向上していて、それとともに飲んだ時に感じる土着感は薄れていっている。

一方、「香り」(アロマ、ブケ等)にノックアウトされるようなワインは、いまだに希少だと感じる。ネームバリューで高い値のついているブランドはともかくとして、私が日常に飲んでいるような2000円未満のワインで香りでノックアウトされることはほとんど無い。それほど有名ではないワインの場合は、やはり、香りの良いものは値段も高めに設定されていると実感する。が、高いからと言ってすべて香りが良いわけではない。

地ぶどうを大切にしている地域のワインは、割高なことが多く、なかなか手が出ないため、土着らしい土着のワインを私は十分に語ることができない。反面、一見洗練されていると思われがちな有名ブランドのシャンパーニュなどは、案外ダメだと思う。


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ラグビーとワイン その②

カテゴリー:その他

2019-10-15

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ワインもラグビーも大英帝国パワーを感じると前回書いたところです。

私も10月3日に神戸でアイルランド対ロシア戦を観戦してきました。新聞でも紹介されていましたが、ラグビー観戦の際はワインではなくて、何と言ってもビールでしたね。三宮から地下鉄で競技場のある御崎公園まで行くのですが、アイルランドのオッチャン達は三宮から既にビールを飲んでいたり、ポケットに缶ビールをつっこんでいました。また、キックオフまでの時間も、ずーっとビールを飲んでいます。

この試合はご存知の通りアイルランドのワンサイドゲーム。これ以外でもワンサイドゲームが多すぎますよね。日本対スコットランドのような手に汗握る試合が少ないのは残念です。

そしてそして、ベスト8に残ったうち、大英帝国の息がかかっていないのは日本とフランスだけ。というのも、ワインとラグビーと言う今回のテーマにぴったりです。もちろん日本チームにも、リーチ・マイケルさん他、元々大英帝国の息のかかった国から日本代表を選択した人たちが沢山いらっしゃいます。

アイルランドを撃破し、本家スコットランドを決勝トーナメントに行かせない(スコットランドには屈辱の)大健闘を演じた日本チームは本当に素晴らしい。ワインの国フランスチームにも決勝トーナメントで頑張って欲しいですね。


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ラグビーとワイン

カテゴリー:その他

2019-09-25

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ラグビーワールドカップ2019、楽しんでおられますか? 私もできるだけテレビ中継を見るようにしているのですが、いやー、イギリス発祥とはいえ、イギリスの息のかかった国が圧倒的に強いですね。

かつての大英帝国の偉大さをここでも思い知るとは・・・。

ワインも大英帝国の経済力によって発展してきたというか、英国が沢山買ってくれると言う部分がワインに与えた影響は大きいですね。

かのボルドーも12世紀から15世紀までイングランドの支配下にあり、生産されるワインの約半分はイギリスへと運ばれていました。また、イギリス領だった南アフリカで造られるワインも、今でもその多くがイギリスに輸出されており、日本に入ってきている南ア産ワインなんてほんの一握りです。

最近ではイギリス本土でのワイン生産が増えつつあるようですが、元々自国ではできないワインを大量に輸入していたのがイギリスです。

ファーイーストの日本は、何かにつけてユニーク。そんな日本でラグビーやワインを楽しむのも良いのですが、一方で自国の歴史や文化を日本人自身がもっとよく理解する努力をすべきだと痛感します。


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フォーエバー21とソニア・リキエルの破産

カテゴリー:その他

2019-08-29

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ファッションの話ですが、「フォーエバー21」が破産申請をしたとのニュースが入って来ました。たまたま同日、私がデパートでソニア・リキエルの売り場を探していると、見つからなくて、店の方に聞いたら、もう無くなったとのこと。念のため代理店であるオンワードに電話をしたら、7月上旬にブランドが終了したとのことでした。ソニア・リキエルの方も身売り先を探したのに見つからず、多額の赤字を残して破産したようです。

フォーエバーの方はファスト・ファッションの世界で一大ブームを起こしましたが、私の目から見ると、あまりにも粗雑な商品だし、露出度のやたら高いデザインが多くて、殆どお世話にならずじまいでした。

ソニアの方も別にそれほどお世話になったわけではありませんが、現代女性の日常生活にフィットしたカジュアルなデザインに好感が持てました。ソニアさん本人については、少し魔法使いっぽい(失礼!)風貌が印象的でしたね。また、衛星中継が始まった頃に、東京とパリを衛星で結んだ特番があり、そこに出演しておられたのを憶えています。当時日本では女性問題で首相が辞任し、その話題になったときに、パリ側では「女性問題なんて気にしていたらフランスでは大統領になり手が無いわ」と発言されたのが印象に残っています。この発言がソニアさんだったか否かまでは記憶していません。

どんな業界でも栄枯盛衰があるのは当たり前で、そんな中で永くブランドを維持し続けているところは、やはりそれなりに各方面で妥当な努力をしておられるということですね。①ブランディング、②顧客ニーズの取り込み、③出店や販路の政策、④価格及びコスト管理等々、そうしたことをセオリーに従いつつも革新も加えてきっちりとやっていかなければ持続は難しいものですね。

ワインも永くトップを走り続けるブランドもあれば、新進のブランドもあれば、一時のブームが終焉したものもありますね。良心的で優良なワインには、変に変わって欲しくないというのが、顧客としての願いです。


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(その他)



2019-12-23
お節くらいは家で作ろう


2019-11-08
土着と洗練


2019-10-15
ラグビーとワイン その②


2019-09-25
ラグビーとワイン


2019-08-29
フォーエバー21とソニア・リキエルの破産


2019-06-27
G20の大阪は・・・


2019-05-31
ルーマニアワインで感じた事を成すには30年


2019-05-01
10連休は大騒ぎ


2019-04-23
宮水のお話


2019-04-15
ワインは女の飲み物か? Part2



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