
イオンのワイン売り場 その① CATEGORY:ワインショップ 2012-11-02 
一般的なスーパーのワイン売り場もたまには観察しておきましょう。
今日行ったのは、イオンモール鶴見緑地にあるイオン内の売り場です。
まず、ここのイオンはめちゃ広い。広すぎて疲れる。日常の買い
物には大きすぎるサイズです。思うにイオンは、あらゆるカテゴ
リーキラーに対抗しようとしているのではないでしょうか? と
いっても限界があるので、完全に対抗はできていないのだけど、
例えば衣類の売り場もユニクロに対抗して余りある品ぞろえだ
し、ドラッグのコーナーも一般のドラッグストアレベルには達し
ています。しかしホームセンター的な要素は負けていますね。
さてワイン売り場ですが、想像していた以上に頑張っている感じ
でした。ちゃんと鍵のかかるケースにお高いワインも入っていた
し、600円クラスから3000円くらいの間の日常ワインの品ぞろえ
にも工夫のあとが見られました。
ライフなど他のスーパーが、どうもサントリーの言いなりになっ
て売り場を作っている風なのに対し、きっと他の代理店が協力し
ているのでしょう。イタリア、スペイン、アメリカなどのワイン
で見たことのないものがそろっていたり、ロゼコーナーが充実し
ていたりでした。
残念ながら家の近くにはイオンの大きい店がないので、頻繁にチ
ェックできません。ランダムチョイスでスペインの白を1本買っ
てきました。それで実力を確かめてみたいと思います。

wine-searcher.com その2 CATEGORY:データ分析 2012-10-26 
wine-searcherでは、いろいろな情報が見られるが、今日は
The Top 100 Most 'Searched-For' Winesに触れてみたい
と思う。
最も検索されたワインのトップ100だ。ちなみに、元にしたデータ
は2012年10月17日のものだ。
■ フランスワインが8割を占める
グラフでわかるように、フランスが8割、アメリカ合衆国が
9%、イタリアが3%と続く。全くもって、フランスへの偏重が
すごい。
そして、80のうち58がボルドー、9がシャンパーニュ、8がブルゴ
ーニュであった。
ただし、同じブランドを少しの表現違いで検索しているものもバ
ラバラにカウントされている。
■ 単独トップはChâteau Lafite Rothchsild
ボルドーのグラン・ヴァンだ。単独2位も同じブランドのちょっ
と表現違い、3位はシャトー・マルゴー、4位がドンペリ。
有名どころばかりだ。
もちろんフランスのワインは素晴らしいものが多いけれど、今日
まで積み重ねられてきたマーケティング、営業努力の賜物だろ
う。それに比べて、イタリアやスペインはまだまだ。
このようなサイトの検索順位が大きく入れ替わるには何十年かか
るのだろうか??

すき焼きにロゼ・・・おすすめです CATEGORY:ワインと料理 2012-10-23 
正確に言うと、ロゼが先に空いていて、たまたま家人が用意した料理がすき焼きだった。
これが殊の外合う。甘くてこってりしたすき焼きを、あっさりし
たロゼで流しながら食べると、箸が進む。
今まで、軽めのブルゴーニュなどを合わせていたが、それよりもいいかも知れない。
ただ悲しいかな?ロゼワインはあまり売られていないし、色も退色したような悲しい状態のものが多い。
買うならなるべく赤みの強いロゼを買うといい。

wine-searcher.com CATEGORY:その他 2012-10-17 
ふと、ワインの値段は最近どうだろう? と思い、wine-searcherというサイトを見た。
ロマネ・コンチがえらいことになっていた。100万円のオーダーだ。WISTORYにこの銘柄を登録した約1年前には40万円でもあったのに、もうそんなのはなかなか発見できない。価格を訂正しないといけないが、なかなか追いつかない。
■ 価格の変遷がわかるwine-searcher
ワイン相場の変化をこのサイトでは見ることができる。
ちなみに、ロマネ・コンチは異常に右肩上がりである。
対して、ボルドーの有名どころは最近値下がりしている。
Details, Scores & Price Historyというページを見るといい。
■ 日本国内での価格に対応
いつからここまで親切になったのか把握していなかった。以前は世界中の小売相場が円換算で表示されるので、日本国内の実態と合わないなあと思っていたが、今や日本を指定すれば、ちゃんと日本国内の小売価格のみが表示されるようになっている。
もしかして、登録されている店が高いところばかりかと思いき
や、そうでもないようだ。ただ、まだまだ登録店数は少ない。
■ Magazine部分(写真)も充実
ニュージーランドに本拠地があるというからびっくりだ。実はイギリスだと思って使っていた。そのためか、ニュースの内容も非常にグローバルである。まだしっかりと読んでいないので、また後日詳しい内容については触れてみたいと思う。

今年の暑さと節電は私をボルドーから遠ざけた。そしてボルドーの話。 CATEGORY:ワインの成り立ち 2012-09-11
今年の夏ほどボルドーをはじめ、重たい赤ワインが辛いと思った
年はない。さらに、樽の効いた白までも辛かった。
外から家に帰った時も、レストランに到着した時も、だいたいま
だ身体は熱くて、しかも、冷房もキンキンに効いているわけでは
ないので、なかなか身体が冷えてこない。
そんな環境でワインを飲むとしたら、冷たくてサッパリしたもの
になるのが道理にかなっている。
■ ボルドーという産地
それはさておき・・・。私は長い間ワインを飲んでいながら、あ
まり知識とか、うんちくとかを覚えられす、いい加減に飲んでき
たので、このサイトを作ってからぼちぼち勉強しているという感
じだ。
いろんなサイトに産地のことも紹介されているが、浅いもの深い
ものいろいろである。
ボルドーのあたりは昔、イギリス領だった。しかも海に面してい
て船で積み出せるので、イギリス(ブリテン島)に向かってワイ
ンは運ばれた。文献によると、12世紀ごろに現在のボルドー地方
とブリテン島の交易は盛んになったそうだ。平清盛の頃です。
その頃造られていたのは、ロゼワインや、白ぶどうと黒ぶどうを
混ぜて造った軽い赤ワイン(クラレットと呼ぶ)だったらしい。
その後、16世紀ごろになると、オランダの干拓技術者がやってき
て、現在のメドックにあたる地域を干拓し、広大なぶどう園の土
地が誕生する。それまでメドックは沼地で、わずかに小高い場所
があってそこがマルゴーなど現在も有名な場所だった。干拓され
る前から、そうした丘でできるワインが美味しいことは知られて
いたらしい。
■ フルボディなワインになったのはもっと後
まだ読み切れていないので、詳しいことはまたあらためてという
ことにして、現在ボルドーといえばどちらかといえば濃くて重い
目の赤や甘口の白なのだが、そうなるにはもう少し時間がかかる
ようだ。
もし地球温暖化が本当で、今後、温帯にあたる地域が暑くなれ
ば、ボルドーのワインも変わるかも知れない。というのはかなり
大胆な予想かな? |