
2回目に飲むと評価が下がる CATEGORY:その他 2018-07-18 
というのは私の場合で、皆がそうだとは思わない。
ネットで「第一印象がいい、2回目」と入力して検索すると、『スリーセット理論』というのが沢山出てきた。
人は3回会うと、それ以降はほとんど評価が変わらないというもので、出てくる記事の内容はほとんどが男女の出会いの話である。
ワインの種類は多いから、同じ銘柄を何回も飲むとしたら、それは第一印象(1回目)によほど気に入った時になってしまう。
そして2回目、飲んで見ると、1回目ほどの感動が無いことが多い。しかし3回目は2回目とそう変わらない印象になることが多い。
こうなってしまうのは何故だろうと、ずっと悩んでいる。ヴィンテージによる出来が異なる場合は、必ずしもこの法則はあてはまらない。ただ、私が日常的に飲むような値段の安い比較的早いうちに消費するワインの場合は、こうなることが多いのだ。
ワインでなくて、料理やスイーツにしても同様のことがいえる。第一印象で「気に入った」と感じたとたんに、ドーパミンだか何だかのホルモンでも分泌されるのだろうか?
ついでなのでネットで「何故一目惚れするのか」と検索してみたら、沢山のお話が出てきた。男と女では一目惚れの仕方が違うとか。ただ男女の事はかなり動物的であり、ワインや食べ物の世界とは少し違うかと思う。でも何らかの刺激で好きと思ったら、やはりホルモンに作用するというから、ワインや食べ物だって最初に好きと思ったらホルモンに作用して、幸福感が増幅したりしているはずだ。
ワインの場合、特に私のように品定めをしなくちゃと思いながら味わう場合は、2回目になるとある意味冷静な状態で飲むことになる。1回目の何のしがらみもない白紙の状態とはちがって、2回目は前に飲んだ時に良かったけど、本当かしら?と疑っているのだ。無理に心を冷静に保とうとしている結果、よほどのことが無い限り、再度恍惚となるような状態にはなりにくいのだろう。

サッカー界にも中国マネー CATEGORY:その他 2018-07-12 
FIFAワールドカップの中継を見ていて、もちろんゲームを見ているわけだけれども、やはり場内の広告も目に入ってくる。
昔なら目立った日本企業の広告も、今大会では目に入って来ない。代って気になるのが中国系の広告。多分一番高いパートナーのレベルには「万达(ワンダー)」が名を連ね、次のスポンサーのレベルには「蒙牛(マンニュウ)」と「Hisense」が名を連ねている。
ちなみに、ヨーロッパの著名なサッカーチームも次々と中国企業がメインスポンサーになったり、パートナーになったりしているという。日本もかつて歩んできた道なので自然ななりゆきではあるものの、中国マネーが入ると価格が高騰するというのが困りものだ。
昨日の朝テレビを見ていたら、神戸の中国茶のお店が出てきて、「大紅袍(ダーホンパオ)」という銘茶の値段の高さにびっくりした。店主はおそらく神戸生まれの中国人で、商社マンから大紅袍がきっかけで脱サラしたとのこと。大紅袍がそれほど高いのは、香港のお金持ちが買いたいと言ったときに、中国政府が本当は売りたくなくてすごい高値をふっかけたのに、香港のお金持ちはさらっとその金額を出したので、相場が高くなってしまったらしい。値段の安い大紅袍は偽物と思って間違いない。その店では1杯4000円で飲ませている。
実は私、中国茶飲みなので、この店のことも以前から知っていたが、日常に飲む自分にとってはこの店のお茶は高すぎて外から見るのみの存在だ。ワインで言えば、グランヴァンしか扱っていないお店があるとしたら、そういうイメージ。
「金に糸目は付けない」にも程があるのが中国人で、彼らがからむとプレミアム価格がどんどんつりあがるからかなわない。ワインも彼らのおかげで途方もなく値上がりした詩、ろくなことはない。

「悔しい!」ニッポン散る。 CATEGORY:その他 2018-07-03 
ここのところサッカーサイトと化している当コラムであります。
8強行けるかも、と思わせてくれたベルギー戦でしたね。そういえばメキシコも8への壁を乗り越えられない国。今回もメキシコはブラジルに0-2で敗れベスト16で敗退。
ベルギーが赤い悪魔だって? ベルギーっていつからそんなに強くなったの? 試合前その疑問を解こうと検索したら、2000年から強化に入り、下部組織に力を入れ出したとのこと。それから18年、実を結んだのですね。2002年日韓大会の時はGLで日本はベルギーと当たりましたが、その時はまだ強化の効果は出ていなかった。そして今回のベルギー代表選手たちは、一番年上が32歳、下は24歳かな? 彼らは2000年には14歳から6歳だったわけで、まさに下部組織の強化が始まった頃、少年だったわけですね。
ベルギーとの試合はどんな感じになるんだろう? まさか引いて守ってカウンターはないよね。そんなの今までやってないし無理。前からプレスに行って敵の攻撃を潰しまくるも失敗して大量得点を奪われる? それほど馬鹿じゃないよね・・・。色々勝手に素人考えで想像しましたが、フタを開けてみると、結構いい感じで四つ相撲。こわいこわいと言われていたルカクの封じ込めに成功して、彼はイライラしていましたね。
相変わらず柴崎の縦パスは絶妙だし、香川はうまく中盤でつなぐし、原口と乾のシュートはセクシーだし。
結局効いたのはベルギーが選手交代で大きいフェライニを投入してから。ルカクだけなら止められたのが、もう一人巨大なヘディングのターゲットが出現したことで、守備にほころびが出てしまった。時々電車の中で190㎝以上はあるなという人に遭遇しますが、ほんと、聳え立ってますからねえ。
ベルギーに限らず、今大会ではサッカーも高さの時代に突入したことは確実です。足元のスポーツだけに小さい人にもチャンスがあるスポーツだったサッカーですが、もうそんな事はいっていられない時代になってしまいました。
試合後のインタビューでどの選手も「悔しい!」と口にしたのはすごく貴重だと思います。外野が冷静に考えたら、世界ランキング3位の国に負けても当然。「実力差があり過ぎたから仕方ないです。」と答えても不思議じゃないのに、「悔しい!」と選手のみならず私たちサポーターも感じたのですから。
日本選手たちが去ったロッカールームがあまりにも美しく後始末してあったと、大会関係者がツイートした写真を締めくくりに載せておきますね。

ワイン産出三国散る CATEGORY:その他 2018-07-02 
といってもFIFAワールドカップのお話。
メッシ擁するアルゼンチン、ロナウド擁するポルトガル、そしてイニエスタ擁するスペイン。予選リーグ敗退を喫したドイツに続いて、ビッグネームを擁し、優勝してもおかしくない3つのサッカー大国が既に姿を消した。
皮肉なことにドイツも含めた4国はいずれもワイン生産国。中でも生産量に於いて抜きんでているのがスペインだ。
ついでにどこに負けたかを書き出しておきましょう。
アルゼンチン3-4フランス
ポルトガル 1-2ウルグアイ
スペイン 1-1ロシア (PK戦3-4)
そうだ。イタリアは出場すらできなかったんだ。
このうち、アルゼンチンvsフランスの試合は互いに攻守の切り替えの早いスピーディな展開だったが、他の2試合はボール保持率に大きな差があり、引いてゴールを堅守した方が結果として勝った。スペインvsロシアは、先日のドイツvs韓国を見ている様だった。
それにしても、ロシアの徹底された上手い守りと、ボールを奪ってからのスピードは素晴らしくて、それを恐れたスペインがなかなかリスク承知で攻め込めないという構図にはいら立ちさえ感じた。
いよいよ明日の早朝、日本はベルギーに挑む。

ストーリング CATEGORY:その他 2018-06-29 
昨日の日本vsポーランド戦見ましたか?
今、議論が騒然としているようですが、後半終了前に日本はひたすらパスをだらだらと回し、ポーランドはそれを取に行こうともしないという時間が続き、結局フェアプレーポイント差で決勝トーナメントへの切符を手にしたという件。
バスケットボールにはストーリングという言葉があって、それは堂々とした戦術でした。今は24秒ルールというのが出来て、24秒以内にシュートしないといけなくなったので、盗める時間は1回につき24秒しか無いんですけどね。使われるケースは今回のポーランド戦と似ていて、極力敵に責める機会を与えないために積極的な攻めをせず、タイムアップを待つのです。
ルールの範囲内なら何をしてもいいのがスポーツ。というか、ルールの範囲内であらゆる工夫(創造)をし続けるのがスポーツです。何か新しい方法がつかわれるようになると、それがきっかけでルールが改定されるケースも少なくありません。
例えばかつて流行った高速水着。それまでの水着の規定はどちらかというと肌を露出し過ぎてはいけない系だったのが、高速水着は全身を水着で包み、水の抵抗を受けにくい形の中に体を押し込んで、水着の表面も抵抗を起こしにくい工夫がされているというものでした。トップスイマーではない中年の男性がそれを着ても、びっくりする程タイムが伸びた(速くなった)という話を聞きました。
しかしその後ルールが改定されました。高速水着を着て泳ぐのはあまり健康に良くなかったり、非常に高価なのにすぐ破れるといった問題もありました。
ここでちょっこしワインの話をしましょう。ワインだって法律の範囲内ならあらゆる工夫をして、売れるワインを造ろうとします。そうでない伝統的な方法を守り続けるタイプもありますけどね。DOCは、場所や使用するぶどうの品種、厳しい場合は剪定の仕方などを規定していますが、果汁濃縮とか補糖とかは結構抜け道だったりします。
濃いワインが高評価を得る傾向があると、濃縮しちゃったりする。それを良しとする人と、ワイン本来のあり方に背いていると批判する人がいたりします。ちょっとスポーツのルールの話とは違うけど、ずっと昔だって、どうやったら喜ばれるワインができるかと、造り手たちは試行錯誤したわけで、おかげで木樽で熟成すると美味しくなる(樽が無い時代は陶器の容器だったりした)ことが分かったりして、我々はその恩恵を受けています。
ポーランド戦に話を戻しますと、ルールとはいえぶっちゃけあの試合は面白くなかったから、今後はルールが変わるかも知れませんね。 |