
泡偏重から変わった?今年のクリスマス CATEGORY:その他 2015-12-14 
昨年、一昨年あたりは、12月になるとワイン売り場がシャンパーニュを始めとする発砲ワインで埋め尽くされたのに、今年はどうも様子がちがう。
私は売り手ではないので詳しい事情はわからないが、経験を経た結果変わったのかなあ?と感じている。
大量に泡を仕入れて売れ残った時のことを考えると、あまり泡に偏重せずに品揃えしておいた方が、あとあとのためになることは想像できる。
今や、派手にクリスマスパーティをやるという話もあまり聞かなくなったし、小ぢんまりとおうちでクリスマスという方が増えているのかも知れない。
クリスマスの時だけの一過性の発砲ワイン消費というのではあとに繋がらないだろうし、泡に偏重しないというのは賢明な選択かも知れない。
蛇足ですが、先日JR神戸線の新駅建設現場で足場が倒れてJRが止まった時、振り替え輸送の影響で阪神電車のダイヤもボロボロになった。やむなく私は西宮駅で降りてタクシーで帰宅することになったのだが、写真はその時に撮影した阪神西宮駅のクリスマスの飾りつけである。

乙女のようなバルベラ CATEGORY:その他 2015-12-04 
カッチリとした骨格のあるボルドーなどのカベルネ・ソーヴィニヨンを主体としたワインに対して、対極にあるのがバルベラという品種を使ったワインのように思える。
バルベラはイタリアのピエモンテでは、その作付面積の35%を占めるという。そして、ぶどう品種の名前は男性名詞が普通のイタリアで、このバルベラは女性名詞なのだそうだ。それだけ、女性的な優しい味わいを持った品種なのだ。
酸が多くてタンニンがほとんどないので、まず酸をマロラクティック発酵で抑えてやる必要があり、それが上手く行くと、チェリーやプラムなどの果物の風味が勝った愛らしいワインになるという。
渋くなくてまろやかな赤ワインは、ワインを飲みなれない人にも受け入れられやすい。メルローの優しさとも少し違うし、ピノ・ノワールよりも少し重い。
税込1900円くらいが相場のようで、買いやすいのも魅力。

[番外編] アップルが嫌いになって来た CATEGORY:その他 2015-11-12 
iPhoneやiPadなど、アップルの端末から写真のアップロードができなくて、ご迷惑をかけています。OSが変わってから、レイアウトも崩れるし、ユーザーにとっては普通は使い易いアップル製品ですが、発信側にとっては結構手がかかる会社です。
以前もiOS5以前は通常のブラウザから標準的なhtmlという言語を使って写真をアップロードすることができませんでした。iOS6以降できるようになっていたのにまたもや・・・。
スティーブ・ジョブズさんが亡くなってから、どうもアップルは変わってしまったのでは?と思われる状況に最近は多く遭遇します。
iPhoneとiTunesの同期はついこの間まで何の抵抗もなくスルリと出来ていたのに、現在は新しいOSの使えるPCとでないと同期ができなくなってしまいました。しかも、古いOSではiCloudも使えない。まあ、私が初代のMacBookAirとか初代のiPadとかを持っていて、新しいのに買い替えていないというのはあるのですが・・・。ついでに申し上げると、一般の方は初代は買わない方がいいですよ。だいたい2代目から大きく変わることが多いみたいです。2代目以降ならアップグレードできたりします。
そんなこんなでここ1週間は、アップルの機器と戦う毎日です。
また、故障とかバッテリーが死んだ時に、保険に入っていたら新しいのと交換してくれるという制度も大嫌いです。まあ、修理をしてくれる業者さんもあるにはあるのですが、そういう業者さんが隙間ビジネスだというのも何だかなあと思います。
嫌いになったからと言って、発信側としてはユーザーの多いアップル製品での確認をしないわけには行かないのです。
ぜんぜんワインと関係のない話で恐縮です。

ワイン祭に行くには予習が必要だったのだ CATEGORY:ワインショップ 2015-10-29 
私は一ドリンカーであってプロではない。だから、ワインにかけられる時間は限られている。
そんな中で、今まで何度か登場した「阪神大ワイン祭」に行っても、ほとんどワインを買ったことが無かった。ただぼーっと行って適当に試飲しても、コレというワインに出会わないからだった。
催しが始まる10日ほど前にDMが送られてきて、そこには出品されるワインリストがついている。56ページに渡り、試飲のできる700種類以上のワインリストが展開される。名前、産地、セパージュ、味わいなどが書いてあるのだ。
そこで今年は予習をして、あらかじめ試飲するワインを決めてから行くことにした。テーマは、珍しいセパージュのワインである。
試飲する予定のワインに○印をつけたリストを片手に現地へ。そして、ページの若い方から片っ端から試飲した。この方法は超おすすめだ。何といっても短時間に無駄なく試飲ができる。
その結果今回は12種類・12本のワインを注文した。
今回は「神の雫」とのコラボイベントということもあり、初日・平日の午前中でも写真のような大盛況である。やっぱし漫画の力はあなどれない。

小豆島の醤油蔵巡り CATEGORY:その他 2015-10-14 
ワイナリーツアーならぬ醤油蔵巡りをしてきました。所は小豆島。
■ 醤油こそ小豆島の産業では?
知人に醤油蔵巡りの話をしたら、小豆島はオリーブのイメージで醤油のイメージなんか無かったと言われた。それ以前に、何人かの友人に小豆島へ醤油蔵巡りに行かない?と誘っても、誰もピンと来ないようだった。
実は小豆島には、狭い地域に沢山の醤油蔵が残っていて、今もそれぞれ醤油を造り続けているのだ。
多くの蔵では木樽を大事に使っていて、蔵には酵母菌や乳酸菌が住んでいて、蔵を建て替えると味が変わるのでちょっとずづ修理しながら使っているとのこと。蔵へ行くと醤油の香りが充満している。
複数の醸造家が出資して共同で仕込みの前段階の行程をやる会社を作ったりしていて、醸造業であるワインと通じるものがある。
利き醤油もをさせてくれる蔵もあり、もちろん見学もできる。
小豆島は耕地が少ないので、米をよそから買わざるを得なかった。買うためのお金をどうやって工面するか? その答えが醤油だったのだ。得意の海運で、九州などから原料となる小麦や大豆を運んできて、島でとれる塩を使って醤油を造り、船で大阪や京都に運んで売るというビジネスモデルを確立したのだ。
現在は観光・オリーブ・みかんなどの産業もあるが、醤油と、その醤油を使って作る佃煮は今も重要な産業だ。
■ 案外多かった蔵巡り客
私の周囲ではあまりウケなかった醤油蔵巡りだが、実際に行ってみるとかなり多くの人が来ていた。しかも若い。
幹線道路からかなり奥に入った山の麓のヤマロクという蔵にも、次から次と見学者が来ていた。熱心に質問する20代の男性が印象的で、話題は新しい樽で仕込んだもろみのこと。樽は100年・150年と使い続けていて、新樽での仕込み方はその家の記録に残っていなかったとのこと。悩んだ末に、古い樽でできた醤油を新樽に塗りこんでから仕込んだと蔵人(女性)が話していた。舐めさせてもらうと、新樽の醤油は丸みに欠ける感じだった。
1日ではとても全部回りきれなくて、それでも1軒1軒ゆっくり見たり利いたりする暇もなかったことが悔やまれる。機会があればもう少しゆっくりと巡ってみたいものだ。
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