
ルクアイーレの新ワイン売り場は成功するか? カテゴリー:ワインショップ 2018-04-11 
JR大阪駅にあるルクアイーレの地下2階に、2018年4月1日、「ルクア フード ホール」がオープンしました。
ルクアイーレは、元々三越伊勢丹としてスタートしたものが、梅田地区で4つめの百貨店では競争に負け、2015年にルクアイーレとして再スタートしていましたが、昨年には再度地下の売り場が閉鎖となり、ようやくフードホールとして(地下1階はユニクロとGU)生まれ変わったわけです。
このコラムを始めた当初に、三越伊勢丹のワイン売り場について書いたことがありました。そこは4つの百貨店の中で最も高級志向のワイン売り場で、有料試飲のコーナーも設けられていました。その後、ルクアイーレになった時に、ワイン売り場の体裁はそのままで、おそらく別の業者が入ったのかと想像しますが、品揃えがうんと大衆的に変わっていました。
今回のフードホールへのリニューアルによって、ワイン売り場はがらりと変わり、周囲とあわせてイタリアンなコンセプトの売り場に生まれ変わったようです。イタリア以外の商品も置いていますが、イタリアものに関しては、地域別の棚まで設けてあります。
さあ今後どうなるか? まだオープンしたてなのではっきりはわかりませんが、見たところフードホールでの物販はかなり厳しそうです。イートインや、売り場で買って、併設されているテーブルで食べるといった利用の仕方は受けているように見受けられました。
あと蛇足ですが、高級ワインを保存してあるセラーに南京錠がかかっているのは、いただけないですね。
時を見て続編を報告したいと思います。

桜は風景に溶け込んでこそ、ワインは美味しい料理があってこそ カテゴリー:ワインと料理 2018-04-03 
皆さま、お花見に行きましたか? 私は3月28日(水)に家の周辺をドライブ花見して、お弁当を買って花見弁当を楽しみました。
それで感じたのは、桜の木が何十本、何百本と並んでいるのももちろん美しいのですが、やはり周囲の風景に溶け込んでいる姿が最も美しいということです。そのためには、周囲も美しくないとだめなんですよね。
例えば京都などで、寺院や神社の境内に咲く桜は、建築物や庭園の他の緑と調和して美しい。我が家の周辺も、御屋敷の庭に咲く桜が街並に調和していたり、山を背景に咲く桜が美しかったりするのです。
ワインもしかり。現実には日々、家庭の料理を食べながら「今日の料理もワインには合わないわ」と思いながら過ごしています。金曜日に久しぶりに牛タンをデパートで入手し(最近はスーパーなどでタンの塊を売っていません)、タンシチューを7人前作って、従妹の家におすそ分け、私も日曜日にいただきました。タンシチューなら赤ワインとぴったり合います。ただ私も日本人ですから、毎日欧風料理ではカロリーオーバーになってしまうし、もちろん日本料理でも力のある料理ならワインが美味しくいただけるのですが、いかんせん、ほうれん草のおひたしや、高野豆腐の煮物ではイマイチですね。

初めて出会ったシャンパン男子群 カテゴリー:その他 2018-03-22 
常々心の中で「なんで、オジサンたちはああもあか抜けないんだろう?」とつぶやいていたのだが・・・。
昨晩(2018年3月21日・祝)、私は高校時代の親友と飲むために、本当に久しぶりにJR摂津本山駅近くの昼はうどん屋さんという「い蔵」で食べて飲んで、二次会に移行しました。この店は友人曰く何度も行っているという「Zenith」。私たちが到着した時は、正に貸切状態でした。この日は3月下旬というのに真冬並みの寒さと風雨だったので、人出も少ないんだろうと、貸切を満喫しながら、私はスコッチを、友人はビールを飲んでいました。
かなり時間が経ってから、男性たちがぞろぞろと入店してきました。最初は6人くらいかなあと思ったのですが、続くは続くは・・・。結局20名程の大人数でしかも男性ばかり。年齢は20代から30代くらいかなあ? そして誰かが「シャンパンで乾杯しよ!」とご発声。
まあ、カンパイだからなあ・・と思っていたら、彼らはずっとシャンパーニュか、スパークリングワインかわかりませんが、シャンパングラス片手にわいわいと賑やかに談笑し続けたのでありました。
こういう風景を見るのは初めてでした。男ばかりの団体でしかもシャンパーニュとは!! 土地柄ですかね? 帰りがけに店の人に聞いたら「サッカー男子」だそうで、土地柄から見て、甲南でしょうか?
私たち自身は、本日はワイン抜きの飲み会だったんですけどね・・・。

行動を変えると発見がある カテゴリー:その他 2018-03-16 
ぜんぜんワインのコラムになっていない。それほど最近はワインに対して探求不足なのかも知れない。申し訳ありません。
■ルクア1100の午後
3月14日(水)14:00にiPhoneの電池交換の予約をしていた。使用しているのはiPhone6で、現在の8と見た目は同じ形の一番古いものです。機種変更するかどうか迷った挙句、他に出費がかさむので、スマホは電池交換で乗り切ることにしました。
場所は大阪・梅田のルクア1100の9階。蔦谷書店のフロアです。今までルクア1100に足を踏み入れるチャンスは何度もありましたが、ほとんどが午前中か夕方。それらの時間帯だと、びっくりする程空いていて、三越伊勢丹に続いて1100も失敗に終わるのではと心配していたのです。しかし、14:00という時間に初めて訪問してみると、わりと人が多い。特に蔦谷書店は、というか、そのフロアにあるカフェなどは満員。ちなみに、1100にあるほとんどのカフェがウエイティング有でした。そして客層が若い。
まあ、春休みということもあり、また、14:00などという時間にふらふらできるのは学生や小さい子供の子育て中(育休)の女性。物販については、アクセサリーや雑貨などの売り場に人が多かったように見えました。
■ボブ・ディラン
フジロックにボブ・ディランが出演することが決定したとか。実は私、ビートルズやボブ・ディランに関しては、まだ年齢的に子供過ぎたので、リアルタイムのファンではありません。
今日は車での通勤にしたので、車内でFMを聞きながら運転していました。そうしたら、ボブ・ディランの「風に吹かれて」が流れてきました。多分今まで何回も聞いていると思うのですが、車という閉鎖空間で聞くと、ボブ・ディランってかなり癒し系だったんだということに気づきました。
アコースティックなギター、ディランの話しかけるような歌声、ハーモニカ・・・それらのコンビネーションは実に癒される音です。
そうだったのか? 今までそんなこと感じたことが無かったのに。まあ、当時としては新しさもあったでしょう。そして丁度ベトナム戦争への米国の関与が激しくなったころにヒットしたのが「風に吹かれて」。当時の米国人の若者たちの心の葛藤みたいなものが、フォークソングの流行に影響を与えたらしいですが、何だかやっと彼らの気持ちに共感できたような気がしました。
毎日毎日同じ道を通っていると、あーまたかという感じですが、行動を変えてみると発見があるものですね。
(写真は近所の公園の白モクレンの木です。ここもいつもの道から一歩入りこまないと見られない場所です。)

瓶も売れるロマネ・コンティと茅台酒 カテゴリー:ワイン以外のお酒 2018-03-13 
昨日書いた飲茶の席での話題。
私の従弟のT君は、自動車関係の仕事をしていて、よく重慶に出張するらしく、中国事情に詳しい。酒の話になって、「中国人はやはり白酒(バイジュー)だよね。」「紹興酒は浙江省(紹興市のある省)とかでは飲んでるけどね・・・」みたいな話の続きで、「白酒の中でも、茅台酒は別格なんだ。」という話になった。「空瓶が売れるんだ。」となった。
「あっ、それロマネ・コンティと同じだ。空瓶に偽物詰めて売るんでしょ!」
ちょっと調べてみたら、中国国内の販売サイトでも、茅台酒500ml入りが1本2万円強の値段。ワインの瓶の750mlに換算すると3万円強ということになる。なるほどだ。
あとT君の話では、「中国では必死でワインを造ろうとしてるけど、まだまだだね。」とのこと。チリだってどこだって、やはり力を入れ始めてから30年やそこらはかかるんだと思う。 |