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管理人コラム

日記デザイン

情報は幅広く仕入れねば・・・

カテゴリー:その他

2014-07-10

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恥ずかしながら、ブルグイユ(Bourguiel)というアペラシオンを最近まで知らなかったし、そこのワインも飲んだことがなかった。

まず、ロワールという地方は優先順位が下がりがち(ブルグイユはロワール地方にある)。しかも、ロワールだけではないけれど、生産者による品質のバラつきが大きい地方という事で、ロワールは敬遠されがち。

シノン(Chinon)やソミュール(Saumur)は時々飲むのに、それ以外はほとんど飲んだことがなかった。おそらく私と同じような人は多いのではないか?


■ 有名評論家や雑誌に影響されがちな日本の売り手

インポーターさんも、小売店さんも、当然まずは商売だから、売れるワインを品揃えしたがる・・・と自然に誰もが知っている有名銘柄、有名評論家による点数の高い銘柄に手を出すことになるし、もう一方は多くの人が手を出しやすい値段が安くて(1000円前後)そこそこ出来のいいものというのが近年の傾向。

雑誌(特に日本の雑誌)は、評論家の評価とインポーターさんの思惑が色濃く反映されていて、小売店の人はそういう雑誌を参考にして仕入れる。

私たちが普通にしていて触れる情報は、だいたいそういう経路でフィルターにかかったものだ。


■ フランスの本から仕入れた情報は一味違った

かねてから読み進めているTerre de Vignesに登場するワインの話で、これは初耳と思い飲んでみたアペラシオンや造り手のものは、どれもなかなかのものだ。

やはり、時には違うルートから情報を仕入れるべきだと痛感する。ただし、この手のルートでキャッチした商品は基本、普通の店売りで発見することは難しい。ネットで探して1軒くらいは扱っている所があるという程度。

今回試したサン・ニコラ・ドゥ・ブルグイユ(Saint-Nicolas-de-Bourgueil)はなかなか良かった。

※地図は古いCarte des Vins de France(recta foldex)より


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ぶどう品種の本 Le Goût des cépages

カテゴリー:本・テレビ

2014-07-02

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信頼できてコンパクトなぶどう品種の本ではないか? と想像して買ってみました。

Le Goût des cépages

hachette vinsの発行です。
128ページ・フルカラーで9.9ユーロ。
紀伊國屋書店からの取り寄せで、送料込で1758円でした。

期待していたよりは内容は凡庸ですが、フランスのみならず、世界中での各品種の栽培について書かれている部分は興味深いです。


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和食には辛口のソーヴィニオン・ブラン

カテゴリー:ワインと料理

2014-06-30

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最近なぜかソーヴィニオン・ブランばかり飲んでいます。
何故かと言うと、値段が比較的安いし、辛口のものはさっぱりしていて、特に今のような蒸し暑い季節には冷たくすると美味しいから。

しかし、よーく考えると、和食に合わせやすいということも大きく影響してるかも知れません。

和食、それも関西風の和食はあっさりしたお味のものが多いので、お酒もあっさりめの方が合います。

ソーヴィニオン・ブランといえば、ボルドーの中にもたまにある辛口の白(セミヨンもブレンドされていたりする)と、サンセール、そしてニュージーランドのマールボローのようです。

ここのところ、マールボローを意識して味わってみています。サンセールのようなミネラル感はあまり無いようですが、今のところハズレはないですね。値段も1000円台で十分ですし、日常のワインとしていいと思います。


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リムー(Limoux)のぶどう園とバラ

カテゴリー:その他

2014-06-24

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今日初めて知った事ですが、リムーの畑はテロワールによって違う色のバラが畑の縁に植えてあるとの事です。
(写真を探したけどなかったので、この写真は我が家のです)

一番地中海側には赤、少し川を遡ったオータン(Autan)は黄、リムーの西側はローズ色、そして一番奥の標高300以上のところはオレンジ色だそうです。


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書籍「ワインと修道院」より ~簡単な歴史~

カテゴリー:本・テレビ

2014-06-17

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修道院の歴史とワインの歴史をざっと抜き書きしてみます。

271年頃  最初の修道士・コプト教徒の聖アントニオスが、他の隠修士とともに共同生活を始める。隠修士とは個人で修業をする人のこと。場所はナイル川と紅海の間に広がる小高い荒野だった。

372年   最初の西欧の修道士・マルティヌスが、トゥールの司教になる。マルティヌスはぶどうを栽培したことでも知られている。
     ワインは、聖餐の儀式に使われる他、薬として、また日常の飲み物としても使われた。
     
400年半ば パコミオスが修道院戒律を著す。当時には千人を越える修道士の集団がいくつもあった。

480年頃  西欧の修道士の父と呼ばれるベネディクトゥス誕生。彼は『聖ベネディクトゥスの戒律』をまとめた。この戒律の中で、「手の労働」の重要性が示され、またワインの飲用量についても言及されている。
     修道院は修行の場であるとともに、布教の基地でもあり、巡礼者や旅人に宿を提供したり、病院の役割も果たしていた。

     『聖ベネディクトゥスの戒律』に基づく修道活動を展開するグループがベネディクト会で、ヨーロッパ全土に活動を広げていった。この活動の展開とともに、ぶどう栽培やワイン醸造の技術も広がった。

     シャンパーニュの中心地ランス、ブルゴーニュ地方のボーヌやクリュニー(写真)、ロワール地方のアンジュなど、今も銘醸地として知られる場所にベネディクト会の修道院が設置されていく。

12世紀  シトー会の拡大が始まる。シトー会は戒律を厳格に守る禁欲的な会派で、非凡な聖ベルナールの加入によって飛躍的に拡大した。

     シャブリやクロ・ドゥ・ヴージョはシトー会がかかわった有名なワインである。

     一方同じ12世紀には、騎士修道会も生まれた。騎士修道会は戦う修道士の会で、戦うためには十分なワインを飲む必要があるとしていた。

     テンプル騎士修道会、ヨハネ騎士修道会など多くのグループがあり、パレスチナ、レバノン、キプロスなどの地中海の島にも本拠地が置かれた。また、ブルゴーニュで既に開かれたぶどう畑を購入したりもしている。

17世紀  かの有名なドンペリニヨンがシャンパーニュ地方のエペルネ―近くにあるオーヴィレール大修道院の総務長になる。かれはここで、ぶどう栽培とワイン醸造の大改革を実施。これが今日の強く泡立つシャンパーニュの始まりとなった。

16世紀~18世紀  宗教改革やフランス革命などの影響で、多くの修道院が解体されていく。修道院が保有していたぶどう畑は競売にかけられた。地域によっては、建物も破壊され、ぶどう作りに終止符を打った場所もある。しかし、ノウハウが継承されて今も銘醸地として知られる産地が多い。


タイトルINDEX



2014-07-10
情報は幅広く仕入れねば・・・


2014-07-02
ぶどう品種の本 Le Goût des cépages


2014-06-30
和食には辛口のソーヴィニオン・ブラン


2014-06-24
リムー(Limoux)のぶどう園とバラ


2014-06-17
書籍「ワインと修道院」より ~簡単な歴史~


2014-06-16
書籍「ワインと修道院」


2014-05-21
ワインの伝説とランドマーク


2014-05-16
「ル・プティ・コントワール」へ行ってみました


2014-05-12
日本のワイン消費の次のステージとは?


2014-05-01
雰囲気だけちょっと 阪神の大ワイン祭り



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